インターネットの普及により、仕事や家事の合間に、ネットオークション、ネット広告(アフィリエイト)、サイトの運営などにより副収入を得ている方が増えているようです。
大阪国税局の発表では、インターネットを利用した商取引のうち、所得をまったく申告しない無申告が全体の4分の1以上を占める高水準で常態化しているとのことです。確かに、「ブログで稼いでいた主婦が、約8300万円の収入があったにもかかわらず、無申告で約3600万円を追徴課税された 」などのニュースは珍しくなくなってきました。こんな話をきくと脱税事案というよりも「 えっ!ブログでそんなに稼げるの?? 」ということに関心が向いてしまいそうですが、税金の話に戻します。
大阪国税局によれば、インターネットを利用した商取引で無申告と申告漏れを合わせた総額は、近畿2府4県だけでも60億円/年を超えるそうです。国税庁としてもここを見過ごすわけにはいかなかったのでしょう。 全国の国税局に「 電子商取引専門調査チーム 」を設置し、資料収集を積極的に行い、無申告者などの 監視を強化するようになりました。年々、税務調査の件数は増えているとのことです。
ネット商取引にかかわらず、たとえ趣味の延長線ではじめた副業であっても、一定の収入を超えれば申告 義務がありますのでご注意ください。
ある日突然、税務署の調査官がやってきて大慌てしないように・・・。