巻頭
Vol.169  令和7年5月

 新緑が鮮やかな季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
平素は輪通信をご愛読いただきまして誠に有り難うございます。
 
 ここ最近ではトランプ大統領の進める関税政策により、世界経済が揺れ動いていますね。
日本も例外ではなく、アメリカへの輸出が大きいトヨタ自動車では2カ月だけで1,800億円の損失が見込まれるようです。

 そんな中、アメリカを代表する企業の1つである「Google」に関する不穏な記事を読みました。
Googleといえば、「ググる」という言葉もあるように、世界で一番使われているネット検索エンジンですが、その検索数が減ってきているというものです。

 その理由は、ChatGPTをはじめとした人工知能(AI)を搭載した対話型のプログラムが台頭してきたことによります。25年以上、ネット検索により表示される広告収入で大半を稼ぐ「検索ビジネス」で君臨してきたGoogleにとって 大きな打撃になるかもしれません。ここでも技術革新によるビジネスモデルの変化を感じます。
 
 とはいえ、トヨタ自動車の倍以上の利益を出しているGoogleが黙って手をこまねくわけはありませんので、トランプ関税も気になりますが、今後のテック企業の動向も見ていきたいと思います。

吉田 茂
文責
本部長 税理士吉田 茂
カテゴリー
最近の記事
月アーカイブ
© 2024 Japan Creas Tax Corporation