先月時点では円相場が1ドル=161円台だったと思いきや、気づけば8月5日時点で1ドル=143円台に。1ヶ月ほどで20円近く円高ドル安が進んだことになります。
このジェットコースターのような急激な変動の要因として、日銀の利上げとアメリカの利下げの示唆、トランプ前大統領の円安に対する懸念を示す発言があると言われています。
エネルギーや食品を海外からの輸入に頼っている日本としては、円安により庶民の生活にのしかかっていた負担が軽減されていくことを期待したいです。
とはいえ、いつ円安へ変動するか分からないからこそ、このタイミングで外貨預金を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
外貨預金では、預け入れ時の為替相場より円安となった際に為替差益がでますね。
例えば、1ドル=140円で預け入れた外貨預金を1ドル=160円の時に日本円に換金した場合には1ドルあたり20円の利益となります。
利益が出るのは嬉しいことなのですが、この利益にも、法人であれば法人税、個人であれば所得税がかかります。個人の場合は確定申告が必要となりますが、給与以外の所得がない方については、為替差益が年間20万円以下の場合には確定申告が不要となります。
今後の日本の利上げや、11月のアメリカ大統領選挙などにも注目していきたいものですね。