ちょっと税金の話
令和6年分路線価 今年も上昇 

 今年も例年通り、7月1日に国税庁から路線価が公表され、全国平均で2.3%上昇となり、2年連続で上昇という結果となりました。

 

 関西だけでも、京都府内の平均変動率は2.4%上昇、大阪府の平均変動率は3.1%上昇となって   います。中でも、大阪・梅田の「阪急うめだ本店」前の御堂筋では去年を5.4%上回り、1平方メートルあたり2,024万円にもなったそうです。(坪単価にするとなんと約6,700万円!)

 

 コロナ禍で低迷していたインバウンド消費や人の流れが回復したことに加え、大阪駅北側の「うめきた」エリアで大規模な再開発事業が進み、今後の発展を見込んで地価が上昇したとみられるということです。

 

 そもそも路線価とは、簡単に言うと国税庁が定めた土地の価格のことです。

主に土地の相続税評価額や贈与税評価額で使用されるのですが、それは相続や贈与があった場合に土地の時価を算定することが困難であるため、客観的な評価額を算出するためです。

 

 将来の相続や生前に土地の贈与を考えている方には、路線価によって大まかな評価額を算出することで、どのくらいの相続税や贈与税がかかるのか、おおよその目安とすることができます。

 路線価は国税庁ホームページに掲載されていますので、気になる方は国税庁ホームページを覗いてみてはいかがでしょうか。

(国税庁ホームページ https://www.rosenka.nta.go.jp)

 

 具体的なシミュレーションなどをご検討の方は、えびす会計までお問い合わせください。

大谷 響
文責
税理士大谷 響
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