東海道新幹線では10月末をもって普通車での車内ワゴン販売が終了し、11月からはグリーン車でのみ、飲食物をスマートフォンで注文するモバイルオーダーサービスが導入されるようになりました。新幹線を利用するとき、飲食物は持ち込み派のため、車内販売をあまり利用してこなかったのですが、今まで当たり前のようにあった光景がもう見られないのかと思うと少し寂しいような気もします。
車内販売は1964年の東海道新幹線開業以来、約60年続いたサービスでした。今回終了の主な理由は、持ち込み派の増加による「利用者の減少」、そして将来にわたる「労働力不足」への対応とのことです。様々な業界で共通する人手不足問題の深刻化を感じます。
長年続けたサービスも、採算が取れなくなれば思い切ってやめる決断をする。環境に応じて新しいサービスを提供する。簡単ではないと思いますが、こうして企業や時代が変わっていくのだなと改めて感じました。