社労士の小ネタ
~ 算定基礎届について ~

健康保険・厚生年金保険料等を見直す定時決定が、まもなく始まります。
これは、社会保険(健康保険・厚生年金)加入者全員が対象となる手続きです。
 毎年4月・5月・6月に支払った給与(通勤手当も含む総支給額)を「算定基礎届」という届出書にて年金事務所に提出し、その年の9月分から来年8月分までの保険料を決めるというものです。
 従業員さんが将来受給する「年金」、私傷病で長期休職した場合に受給できる「傷病手当金」、女性の方が出産のため休業されたときに支給される「出産手当金」などの額に反映される重要な届け出となります。
 提出期限が7月10日(月)となりますのでご注意ください。  
 また、新型コロナウイルスの影響で、しばらく行われていなかった社会保険の調査が、最近は頻繁に行われるようになってまいりました。税務署が行う税務調査のように、社会保険についても年金事務所が定期的に調査を行っています。この調査では「算定基礎届」が正しく届出されているか等が調査され、指摘を受ければ修正申請が必要になります。調査対象となった場合、年金事務所よりお知らせが届きますので、お気軽にえびす会計までご相談ください。

髙橋 大生
文責
社会保険労務士髙橋 大生
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