先日、国会で岸田首相が、育休中のリスキリングを後押しする旨の発言が話題となりました。リスキリングとは、業務に必要な新しい知識やスキルを学ぶこと、いわゆる「学び直し」を意味します。最近では、企業のDX化に伴い、ITスキルを学び直す意味で使われることも多いです。
リスキリング自体は良いことである認識を持ちつつも、首相の発言に対しては、「育休は休みではない」「まともに子育てしてこなかったのでは」とSNS上で批判的な声を多く見かけたことが印象的でした。一方で、保育園の確保や家事のアウトソーシングなど外部サポートを駆使して学習の時間を作り、リスキリングを成功させた夫婦がいることも知りました。
様々な家庭環境が存在する中、育児とリスキリングを全員が両立させることは難しいものだと感じます。限られた時間の中で、家庭を優先する人、仕事を優先する人、どのような選択に対しても柔軟に対応できる世の中であってほしいですね。