皆様には年末調整のご案内を差し上げておりますが、実は今年度から1点仕様の変更がございます。それは扶養控除申告書等の押印欄が無くなったことです。政府全体での行政手続きにかかる押印義務見直しを踏まえ、今年度より押印が不要になりました。これは私にとって、「脱ハンコ」の浸透を肌で感じた出来事でした。
この流れは行政だけでなく、民間企業でもテレワークが推進される中、「押印のために必要な出社」が問題となり、ハンコ文化から電子契約、電子サインへの切替えが進んでいるように見受けられます。業務の変更に伴い今までのフローが変わることによって、改めて業務に必要なものと不要なもの、大事なものとそうでないものとの仕分けが必要になることでしょう。このコロナ禍が私たちに様々なことを考えさせる契機であることをつくづく感じました。