去る7月1日に、今年も最新の路線価が発表されました。路線価とは相続や贈与でもらった土地を評価するためのものですが、全国の市街地の地価変動の目安になるので新聞やニュースでよく取り上げられます。
今年特筆すべきは、我が(私の実家の近所というだけ…)阿倍野の新名所「あべのハルカス」の効果で、大阪市阿倍野区の路線価上昇率が全国1位になったことです。(平成24年 1,140千円/㎡だった価額が、なんと平成25年は1,540千円/㎡になりました。下の写真がその界隈。左手前が「あべのハルカス」)
「『あべのハルカス』ができることは数年前から分かっていたのに既に地価に織り込み済で はなかったのか?」「路線価は1月1日時点の地価という建前(当時ハルカスは未完成。現在も14階までの部分開業)なのに、なぜ今、急に上がったのか?」「『アベノミクス』に乗じた便乗値上げなのでは?」など、若干の疑問は残りますが、何はともあれ、地元以外では意外に知名度が低い「あべのハルカス」が全国的に紹介されたことは、嬉しいことです。