雑感
GAFA

 梅雨が明けるや否や夏本番の暑さが続き、連日熱中症予防について報道されています。同じように最近「GAFA」という単語を耳にしますよね。皆様ご存知のことと思いますが、「GAFA」とは、米国の主要IT企業4社である、Google・Amazon.com・Facebook・Apple Inc.の頭文字を取って総称する呼称です。
 今、GAFAの何が問題なのかというと、ひとつは圧倒的な規模でユーザーを囲い込み、データと市場を独占していることです。GAFAは、無料でサービスを提供する代わりに様々な個人データを取得し広告収益に結びつけています。そのほか、個人情報の取り扱い、独占禁止法の適用可否、デジタル課税等さまざまな問題が取り沙汰されています。
 少し前になりますが、新聞に「3週間のGAFA断ち実験をしてみる」といった記事が掲載されておりました。取材予定の場所に向かうにも、いつもの"グーグルマップ"が使えないためなかなかたどり着けない。打ち合わせに向けての調べものも、"ググる"ことは出来ないため、図書館で・・・ネット検索は図書館検索の3倍速くできるそうです。GAFAの使用によって、自身のデータが漏れているかもしれないけれど、記者の方は、3週間の実験でこれ以上続けるとクビになりかねないと感じるほど、仕事に支障をきたしたと書いています。
 ほんの10年ほど前には無かった便利さを知った今の私たちはスマホの電源を切って生活が出来るのでしょうか・・・?色々な問題に目を向けなければいけないと思いながらも、この便利さを手放せない現実について悩ましく思います。皆様はいかがですか?

後藤 美加
文責
副本部長 税理士後藤 美加
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