ちょっと税金の話
消費税増税に伴う「住宅取得等資金贈与」の特例

 10月1日より消費税の税率が10%に増税される予定です。食料品に関しては軽減税率8%が適用される為、通常の生活にはあまり影響はないかもしれませんが、これからマイホームの購入を予定されている方は、高額になりますので、増税前に購入した方がお得(?)と考える方もいらっしゃるかもしれません。
 今回は、消費税の増税後に住宅を購入した場合に受けられる「住宅取得等資金贈与」の特例を紹介させていただきます。
◎住宅取得等資金贈与の特例
 直系尊属(祖父母や父母)から住宅取得資金等の贈与を受けた場合、要件を満たせば一定金額まで贈与税が非課税となる制度です。その金額が大幅に引き上げられます。


※(  )内の金額は、消費税8%で取得した場合
※上記非課税の金額内の贈与でも、贈与税の申告は必要となります。

 直系尊属から住宅取得資金贈与を受けて住宅を購入する場合は、増税後に物件を購入した方が、贈与税(相続税)を考慮すると、トータルでお得になる場合があります。
 また、上記以外にも住宅ローン控除の適用期間が10年から13年に延長されるなど、増税後に住宅需要が急激に冷え込まないような特例もあります。
 詳しくは、えびす会計までお問い合わせください。

日浦 博之
文責
税理士日浦 博之
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